怒鳴る上司が本当に苦手…。
怒鳴る意味が分からない。
理由もわからずに怒鳴られると、職場に行くのが嫌になりますよね。
普通に伝えればいいのに、何故怒鳴ってくる上司がいるんでしょうか?
今回は上司が怒鳴る原因とその対処法について考えます!
大前提:怒鳴る必要はない、メリットもない
私は職場で怒鳴ることは、自制心に欠けたリスクの高い行為だと思っています。
特に強い立場から、弱い立場の人に怒りをぶつけるのは絶対に避けるべきでしょう。
今は昔よりも簡単に他社の口コミ情報にアクセス出来る時代です。
その為、怒鳴られないで働ける環境が他にいくらでもあることを多くの社員が知っています。
怒鳴られた社員の中には、あっという間に退職していく人も出てくるでしょう。
また、口コミにアクセスするだけならまだしも、ネガティブな口コミを残される可能性もあり、怒鳴る事に一定の必要性が有ったとしても、リスクが高すぎると思います。
さらに言えば、パワハラへの社内の目も厳しくなっています。
仮に理屈が通っていたとしても、感情に任せて大声を出す人に味方する人はいません。
こういった変化に気付かずに声を荒らげてしまうのは、やはりプロ意識が足りないと思います。
でもそうは言っても怒鳴る上司はいなくならないでしょう。
だから怒鳴られる側が、しっかりと対策をしておかなければなりません。
残念ですが、これが現実です。
上司が怒鳴る理由とは?
それではまずは上司が怒鳴る理由から考えて行きます。
人は無関心な事には感情が動かないので、怒鳴る事はありません。
社内で怒鳴る上司がいるのであれば、それは何かの原因で感情が動いているのでしょう。
つまり上司が怒鳴る背景を理解することで、上司の関心やニーズを知る事が出来、怒鳴る理由が見えてきます。
ひとつずつ詳しく見て行きましょう。
ストレスや疲労が原因で怒鳴る
上司が怒鳴る理由は、ストレスや疲労が溜まっているからです。
この傾向は、プレッシャーの高い職場環境で顕著に起こります。
プレッシャーの高い職場環境では、上司自身も経営者や役員と部下の間で板挟みに合い、強いストレスを感じているものです。
そこでストレスや疲労が溜まり、周りが上司の状況を理解してくれていないと感じると、感情がコントロール出来なくなり怒鳴ってしまうのです。
この状況を解決するには、上司自身が業務に優先順位を付けて対応してもらうしかありません。
ただ、その上であなたにも出来る事が有ります。
この対策については後半で詳述します。
あなたに期待しているので怒鳴る
上司が怒鳴るのは、あなたに期待しているからです。
これは部下の成長を促すには、厳しい指導が欠かせないと考える上司に見られる傾向です。
特に、あなたが重要なプロジェクトやタスクを任されている場合は要注意です。
これは、上司が部下に大きな期待を寄せている証でもありますが、同時に上司自身がプレッシャーを強く感じている証拠でもあります。
あなたに失敗してほしくないと思えば思うほど、口調や怒鳴る頻度は上がってしまうのです。
自分の力を誇示する為に怒鳴る
怒鳴ることで、上司は自分の立場を示そうとすることがあります。
これは部下に対して自分が上司であることを強調し、従わせるための手段です。
このような行動は、上司自身の心理的な不安定さを反映しています。
見せしめで怒鳴るのは、部下への影響力が落ちていると感じているからで、指導力アピールをするのは、経営陣から自分への指導力に対する評価が低いからでしょう。
つまり、上司は自分の弱さを隠すために、部下に対して強い態度を取っているのです。
自分が周りからどう見えているかを意識し、効率的にアピールをしたいので、定期的に怒鳴るのです。
ただこのケースは怒鳴ること自体が目的なので、真に受ける必要はありません。
周りで聞いている人も怒鳴り声を不快に思っていることが多く、同情してくれることもあるでしょう。
怒鳴る上司との付き合い方
上司が怒鳴るのは、自分の思い通りに物事が進まないからです。
その為、上司のニースを正しく理解し、それに応えるよう努めることで関係改善が進みます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
反論せずに受け止める
上司から怒鳴られても、一度は全て受け止める姿勢を持つことが重要です。
上司が怒鳴っているからと言って、あなたも怒鳴ってしまえば、収拾がつかなくなります。
その上で上司から優先順位の低い業務を引き継いでフォローしていきましょう。
もしあなたが上司と同じ行動を取るなら、有利になるのは必ず上司です。
その為、相手が感情的になっているからと言って、それに釣られれば、必ずあなたが損をします。
上司が怒っているのなら、あなたに必要なのは冷静になる事です。
このギャップで上司は冷静さを取り戻します。
怒鳴られたとしても普段と変わらずに「何かお手伝い出来ることはありますか?」と声を掛けてみましょう。
そうすることで、あなたが上司の辛さを理解していることが伝わります。
上司の辛さに共感し、あなたから寄り添うことが出来れば、徐々に怒鳴られることは少なくなるはずです。
こまめな報告と相談をする
上司とのコミュニケーションが不足していると、怒鳴られるリスクが高まります。
そこで重要になるのが、こまめな報・連・相(報告・連絡・相談)です。
進捗や問題点を適切に報告することで、上司の不安やストレスを和らげることができます。
上司が怒鳴るのは感情が爆発する時です。
感情が爆発してしまうのは、一時点に大きな問題が重なってしまうからです。
情報共有を密にすれば、上司は常に進捗を把握出来るようになり、問題が突然目の前に立ちはだかることはなくなります。
状況に応じて上司も打ち手を考えられるので、感情が爆発してしまう事は少なくなるでしょう。
また、上司の指示が明確でない場合は、遠慮せずに質問することが大切です。
忙しい上司ほど簡単な指示で済ませようとしますが、これは誤解や行き違いの元です。
こういった行き違いは伝える側の問題とも言えますが、それを真に受けて曖昧なまま仕事を進めれば、それこそ後で怒鳴られます。
分からない事が有るなら、しっかり質問をして誤解や行き違いを潰しておきましょう。
ただ、もし質問をするにも、一度そのまま持ち帰って、自分なりに考えをまとめてからです。
その上で上司の話せる時に、短く質問をするのがベストです。
信頼関係を構築する
上司と良好な信頼関係を築くことができれば、怒鳴られることは格段に減ります。
信頼関係は、日々のコミュニケーションや仕事への取り組み方によって構築されます。
信頼を築くためには、以下のような行動が効果的です。
人は相手が自分を理解してくれたと思った時に、信頼をし始めます。
つまり期待に応えて行動し、結果を出すことで信頼は強固なものとなります。
その為に上司とオープンにコミュニケーションを取る必要が有ります。
このコミュニケーションの中で明確にすべきことは、上司が期待しているレベルです。
より具体的に言えば、あなたが引き受けているタスクのゴールと制約条件を明確にします。
上司の考えるゴールがどういった状態を指すのか、どの水準に至ればゴールなのかを確認し、そのゴールをどんな制約条件でクリアすれば良いかを確認します。
その上で、自分が出来る範囲を明確に伝えることが重要です。
こうすることで、上司との間に共通認識が生まれ、あなたの現在位置を確認しながら、目的まで伴走してもらうことが出来ます。
心の距離が近くなったことで、怒鳴られる頻度はぐっと減るでしょう。
まとめ 上司が怒鳴る原因と対処法
今回は、上司が怒鳴る理由とその対処法について紹介しました!
上司が怒鳴る理由を理解した上で、正しい付き合い方を実践し、
職場の人間関係を改善してみて下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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